GLP-1受容体作動薬のビクトーザ®(リラグルチド)の1.8mg対応ペン型注入器が発売になりました
2019年5月22日にGLP-1受容体作動薬のビクトーザ®(リラグルチド)の用法・用量一部変更承認取得がなされ、これまでの最高用量である0.9mg/日で効果不十分な場合には最高1.8mg/日まで増量することが可能となりました。これは、ビクトーザ®の海外における最高用量と同じ用量です。
この用法・用量一部変更承認取得に伴い、1.8mg対応ペン型注入器が2019年9月頃から発売されることになりました。現行品と1.8mg対応品の操作方法は同一になりますが、2つのペン型注入器の違いとしては、現行品は1回に最大0.9mgまでの設定となっているところが1.8mg対応品では1回に最大1.8mgまで設定可能となっています。また、それに伴い、1.8mg対応品のダイアル表示には、「0.3mg」「0.6mg」「0.9mg」「1.2mg」「1.5mg」「1.8mg」の記載があります。
ビクトーザ®を1.8mg/日まで増量可能となったことで、肥満を伴う2型糖尿病患者様に対しての治療強化が期待できるかもしれません。
(情報元:Novo Nordisk Product News 2019 No.2 (20191年6月作成))