2016年9月1日からランタスXR注ソロスターとトルリシティ アテオスの長期処方が可能になりました!
1.ランタスXR注ソロスター
ランタスXR注ソロスターは既存のランタスを3倍に濃縮し(300単位/ml)、1本に450単位(1.5ml)入っています。濃度が高く注射する量が少なくなるので、皮下の無晶性沈殿物の表面積が小さくなり、その結果、投与部位からの吸収が緩徐になり、既存のランタスに比べてより平坦に、より長時間効果が持続するとされています。日本人の2型糖尿病患者さんを対象に行われたEdition JP2試験では、ランタスXR群ではランタス群と比較してHbA1c低下効果は不変でしたが、24時間の低血糖が36%減少、夜間低血糖が59%減少しました。
薬価:ランタスXR注ソロスター 3,102円
2.トルリシティ アテオス
週1回製剤のGLP-1受容体作動薬「トルリシティ®皮下注0.75mgアテオス」
(一般名:デュラグルチド)
トルリシティが薬剤(デュラグルチド)の名前、アテオスが注入器の名前になりますが、この製剤の最大の特長は「当てて押すだけ(アテオス)」という注入器の秀逸なつくりが生み出す簡便な操作性にあります。注射針はあらかじめ注入器に取り付けられているため針の取り付けが不要で、薬剤の混和、空打ちも不要な1回使い切りの週1回タイプの製剤です。
薬価:3,586円 4週で1万4,344円(3割負担で約4,300円)