糖尿病患者が上気道感染や胃腸炎など、他の病気にかかった時のことを「シックデイ」と言います。シックデイのときには、インスリンの作用に拮抗するストレスホルモンが増えるため、インスリン抵抗性が増大します。また脱水による血液の濃縮で、血糖値やケトン体が上昇することとなり、相対的にインスリンが不足する状態となります。

新型コロナウイルス感染症の流行が拡大しており、糖尿病患者へのシックデイ対策が必要となる機会も増えていると思います。8月27日に日本糖尿病学会、日本糖尿病協会からシックデイ対策に関する提言がありました。

シックデイの対応は病型や使用薬剤によって個別の対応が求められます。今一度ご確認ください。

情報元：
糖尿病患者の皆様へ：今一度シックデイ対策を｜一般社団法人日本糖尿病学会 (jds.or.jp)
医療機関の先生方へ：今一度シックデイ対策を｜一般社団法人日本糖尿病学会 (jds.or.jp)