週1回投与のGLP-1受容体作動薬オゼンピック®(セマグルチド)が薬価収載されました
2型糖尿病を適応症とする週1回投与のGLP-1受容体作動薬「オゼンピック®皮下注0.25mg SD」、「オゼンピック®皮下注0.5mg SD」、「オゼンピック®皮下注1.0mg SD」は、2020年3月12日にわが国で製造販売承認を取得しましたが、5月20日に薬価基準収載されました。
セマグルチドは、大規模臨床試験SUSTAIN-6にて心血管リスクを低減する可能性が示されるとともに、腎症の新規発生および悪化を抑制することも示された薬剤であり(DONATS 2016/10/21に掲載)、また、同試験において、0.5mg:-3.6kg、1.0mg:-4.9kgと著明な体重減少も示しており、その効果とエビデンスの面から期待される薬剤です。
薬価はオゼンピック®皮下注0.25mg SDが1キットあたり1,547円、オゼンピック®皮下注0.5mg SDが1キットあたり3,094円、オゼンピック®皮下注1.0mg SDが1キットあたり6,188円となっています。
肥満を伴う2型糖尿病患者さんをはじめ、多くの患者さんへの新たな治療の選択肢として期待されます。
参考資料:中央社会保険医療協議会総会(第458回)資料 総-2-1
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000629573.pdf