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世界の糖尿病人口が4億人を突破!~IDF 糖尿病アトラス第7版2015 発表~

国際糖尿病連合(Internatinal Diabetes Federation: IDF)は、11月14日の世界糖尿病デーに合わせて、「糖尿病アトラス第7版2015」を発表しました(http://www.diabetesatlas.org/)。それによると、世界の糖尿病人口は4億1,500万人に達し、初めて4億人を突破しました(昨年 3億8,700万人)。このままのペースではいけば、2040年には糖尿病人口は6億4,200万人に達すると予測されているす。その中で、日本の糖尿病人口は720万人で、世界第9位でした(昨年10位)。特に日本や中国、東南アジア諸国、オーストラリアを含む西太平洋地域での糖尿病患者数は1億5,320万人で、世界最多の糖尿病患者を有する地域となっています。

この結果を踏まえて、IDFではKey Messageとして以下の8点を強調しています。

  1. 成人の11人に1人が糖尿病である(4億1,500万人)。
  2. 成人の糖尿病患者のうち、46.5%の患者が糖尿病の診断を受けておらず未受診。
  3. 糖尿病関連の医療費は、世界の医療費の12%を占める(6,730億ドル)。
  4. 2040年には成人の10人に1人が糖尿病であると予想(6億4,200万人)。
  5. 新生児の7人に1人が妊娠糖尿病の母親から生まれる。
  6. 糖尿病人口の4分の3は、低・中所得の国に集中している。
  7. 世界の小児1型糖尿病の患者数は、54万2,000人に達する。
  8. 6秒に1人のペースで、年間500万人の患者が、糖尿病が原因で死亡している。

 

12「出典:糖尿病ネットワーク」

 

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