おかやまDMネット(岡山県糖尿病対策専門会議)

ライゾデグ®配合注フレックスタッチ®が12月1日に発売されます!

 ライゾデグ®配合注は、世界で初めて1本のペンに持効型溶解インスリン(トレシーバ)と超速効型インスリン(ノボラピッド)を配合した溶解インスリンアナログ製剤で、その成分はトレシーバが70%、ノボラピッドが30%となっています。

 ライゾデグ®配合注の大きな特徴は、従来のノボリン30Rやノボラピッド30ミックスなどの混合型インスリンあるいは2相性インスリンアナログとは異なり、懸濁操作が不要であることです。具体的な投与方法としては、①経口糖尿病薬+持効型インスリンのBOT(Basal supported oral therapy)を行っているケースで、食後血糖が一番上がりそうな食事のタイミングに合わせてライゾデグの1日1回投与に切り替える、あるいは②ノボラピッド30ミックスの1日2回注射法からライゾデグの1日2回注射法に切り替えるなどの選択肢が考慮されますが、いずれにせよ基礎インスリン(トレシーバ)の成分量が適正かどうかを朝食前血糖あるいは夕食前の血糖で確認しながら使用することが重要であると思われます。特にノボラピッド30ミックスの2回注射法で、朝の投与量を多めに設定しているようなケースでは、ライゾデグ切り替え後に基礎インスリン補充(トレシーバ)が過量になる可能性もあり、十分な注意が必要で、場合によってはライゾデグ 1回注射+ノボラピッド 1回注射などの注射法も考慮されるかもしれません。

 注入器はノボラピッド®注、トレシーバ®注で採用されているフレックスタッチ®です。
 
 薬価2,322円      薬価収載日:11月26日   発売日:12月1日

あ

ページトップ