エクメット錠が11月26日に発売されます!
DPP-4阻害薬とビグアナイド薬は現在の糖尿病治療の主流をなす薬剤ですが、とりわけビグアナイド薬はcAMP減少を介して肝でのグルカゴンシグナル伝達を阻害することによって肝糖新生を抑制することが報告されており(Nature. 2013 Feb 14;494(7436):256-60.)、DPP-4阻害薬との併用により相乗効果が期待されます。
このたび、この相性の良いDPP-4阻害薬ビルダグリプチン(エクア)とメトホルミンの合剤が薬価承認され、11月26日に発売されることになりました。薬価は下記の通りで、LD、HD錠の両剤ともエクア錠50mgと同価格で、メトグルコ錠(250mg: 10.2円)の分がお得になります。
・エクメット配合錠LD(エクア50mg/メトホルミン250mg):87.70円
・エクメット配合錠HD(エクア50mg/メトホルミン500mg):87.70円
エクメット配合錠の登場により薬の数が減ることは大きなメリットですが、本剤の初回処方の際には、シックデイや造影剤検査に備えてエクアを数日分あらかじめ処方しておくと良いかもしれません。