おかやまDMネット(岡山県糖尿病対策専門会議)

米国FDAが「携帯型人工膵臓(ミニメド670G)」デバイスを承認しました

米国食品医薬品局(FDA)は2016年9月28日、ハイブリッド型クローズドループシステムを搭載したインスリンポンプとして、Medtronic社の「ミニメド670G」を承認しました。

現在、日本で使用されている最新のインスリンポンプは「ミニメド620G」というタイプで、持続血糖モニター(CGM)機能を搭載してリアルタイムで皮下間質液中のブドウ糖濃度を確認できますが、「ミニメド670G」ではインスリンポンプとCGMを連動させて、血糖に応じてインスリン注入量を自動調整するシステムを搭載しており、「人工膵臓(Artificial Pancreas: AP)」とも呼ばれます。ただし、全てが自動調整されるのではなく、食事の時のボーラス投与は従来通り手動で行うことから、「ハイブリッド型クローズドループシステム」と表現されます。携帯可能な人工膵臓デバイスの承認は世界初です。
 

1007Medtronic社「MiniMed 670G」

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