おかやまDMネット(岡山県糖尿病対策専門会議)

スマートガード機能を搭載したインスリンポンプ、ミニメド640Gシステムが登場しました

 現在、リアルタイムCGM機能を搭載したインスリンポンプ、ミニメド620GがSAP(Sensor Augmented Pump)療法として用いられていますが、2018年3月26日にスマートガード機能を搭載したインスリンポンプ、ミニメド640Gが日本メドトロニック社から発売され、4月から使用可能になりました。これは、グルコース値があらかじめ設定した下限値に達すると予想された場合にインスリンの基礎注入を自動的に中断し、グルコース値の回復が確認されると自動的に注入を再開するシステムで、Predictive Low Glucose Suspend (PLGS)機能とも呼ばれます。このスマートガードが機能したイベントのうち下限値に達しなかった割合は75%とされており(1)、低血糖の予防、さらには低血糖時の補食に伴うリバウンドの高血糖の予防に対して大きな効果が期待されています。

(1)Zhong, A et al. Diabetes Technol Ther. 2016 Oct;18(10):657-663.

20180403

(日本メドトロニック社 ミニメド640G製品パンフレットより)

ページトップ