糖尿病性腎症重症化予防プログラム-岡山方式-診療の手引きを改訂しました
近年、糖尿病性腎症の進展抑制における知見が新たに登場したことを受け、「糖尿病性腎症重症化予防プログラム-岡山方式-」において、総合管理医療機関向けの診療の手引きを改訂しました。
糖尿病性腎症の進展を抑制するエビデンスのある薬剤として、従来のレニンアンジオテンシン系阻害薬(ACE阻害薬またはARB)に加え、SGLT2阻害薬と非ステロイド型選択的ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬を加えました。また、日本糖尿病学会より発表された2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズムなどをもとに、血糖管理に使用する薬剤としてSGLT2阻害薬やGLP-1受容体作動薬を紹介しています。さらに、糖尿病性腎症のある人における脂質管理目標値について、日本動脈硬化学会の動脈硬化性疾患予防ガイドラインをもとに表を作成しました。
総合管理医療機関の先生方の日々の診療にご活用いただければ幸いです。