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IDF糖尿病アトラス第10版が発表されました

国際糖尿病連合(International Diabetes Federation:IDF)が2021年12月に糖尿病アトラス第10版を発表しました。第10版では、糖尿病の有病率が世界的に増加し続けていること、糖尿病が個人、家族、社会の健康と福祉に対する重要な世界的課題であることを報告しています。

2021年の主な調査結果として以下の内容が挙げられました。
・5億3700万人の成人(20-79歳)、10人に1人が糖尿病を患っている。この数は2030年までに6億4300万人、2045年までに7億8300万人に増加すると予測される。
・糖尿病の成人の5人に4人以上(81%)が低中所得国に住んでいる。
・糖尿病は2021年に670万人の死亡の原因となっている。
・糖尿病の医療費は少なくとも9,660億米ドルかかっている。過去15年間で316%増加している。
・5億4100万人の成人が耐糖能障害(IGT)を患っており、2型糖尿病のリスクが高くなっている。

また第10版では、新型コロナウイルス感染症と糖尿病に関する章が追加され、糖尿病が新型コロナウイルス感染症の臨床経過にどのような影響を与えるかについても報告されています。

(情報元)
IDF Diabetes Atlas | Tenth Edition

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