おかやまDMネット(岡山県糖尿病対策専門会議)

自己管理ノートが改訂されました

 2021年4月23日に、日本糖尿病協会から自己管理ノートのリニューアルが発表されました。自己管理ノートは、インスリン注射など行う患者さんが日々、測定した血糖値を記録し、診療の際に医療者と治療内容を考えていくツールとして、活用されています。第1版は、1995年に日本糖尿病協会が発行し、現在に至るまで多くの医療現場で活用されてきました。今回、25年ぶりに自己管理ノートの改訂が発表されましたが、改定内容は以下の2点です。 

①血糖記録手帳から日常生活における糖尿病自己管理のプラットフォームへ変更
第1版は血糖値のみを記録するものでしたが、第2版では血圧や体重、歩数を記録する欄が設けられました。

②利便性と見た目の楽しさを付加
第1版は縦開き・縦長のページでしたが、第2版では横開き・横長のページに変更されました。また1ページあたりに記入できる日数が16日分から10日分に削減された代わりに、記入スペースが拡大され、記入しやすくなっています。

また表紙や説明ページに日本糖尿病協会のマスカットキャラクター「マールくん」が採用され、見た目の楽しさもアップしています。
改訂版で新たに設けられた血圧や体重、歩数を意識することにより、血糖値だけではない糖尿病の自己管理意識が高まることが期待されます。

情報元:自己管理ノート リニューアル|公益社団法人日本糖尿病協会 https://www.nittokyo.or.jp/modules/information/index.php?content_id=147

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